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読んだ本のはなし

図書館で目についた本を1冊読んで帰るというプチ勉強を続ければ1年後には今より賢い自分がいるんじゃないかと期待して、図書館に行った。

さらに、読んだ本について記録しておけば記憶が定着しやすくなるかもしれないし、文章力もましになるのでは?と期待して、ここに書き記しておこうと思う。

 

📕読んだ本

話す・聞く・考える「論理力の基本」トレーニング 小野田 博一 著 2021年7月

💭感想

「論理」と「論理的」の違いなどについて極端な例題をもとに一緒に考えながら話が進んでいくので楽しく読めた。論理的に話すとはどういうことか?という根本的な事柄について、改めて理解を深めることができる。

具体的な内容としては、結論と根拠がセットになっているものを「論理」と言い、「論理的」に話すにはそこに「理屈」や「もっともらしさ」が必要という話(だったと思う)。

論理の例として書かれていたのがほぼ小泉構文だったので、小泉構文は「論理」としては正しかったのかという気付きがあった。

↓論理の例(本書を参考に私が適当に作成)

私は人間だ。なぜなら私は人間だからである。

※人間である理由が詳述されていないので、論理的ではないが、論理としては正しい(はず)

 

さらに「反論(反証)」については、相手の結論を否定することと、その根拠が示されていることの2点が揃っている必要がある。

↓反論の例(〃)

あなたは人間ではない。なぜなら人間は100年前に絶滅したからである。

※理屈は破綻しているが反論としては正しい(はず)

 

なお、日本語の文章の教育は、論理が曖昧であり、結論のないものでも違和感なく受け止められがちであるが、世界基準から見るとそれは異様であるとのこと。

私は小学生の時には既に文章を書くことに苦手意識を持っていて、大学受験用の小論文対策でも、支離滅裂な事しか書けず、恥ずかしい思いばかりして、文章を書くことが本当に嫌いになっていった。その後の大学でも、卒業論文ではなく卒業制作で乗り切ったので、論理的な文章を書く訓練をした事がほぼ無い。

大人になってから仕事で報告書を書くようになってやっと、自分も文章を書ける人間なんだと思うことができて、苦手意識は和らいできている。

一方で、仕事外のところでは、自分の主張を決めて、その根拠を示すような書き方をするのは今も苦手なままだと感じる。自分の頭の中であっちこっちに飛んでいく思考を、ひとつの内容に留めて、じっくり深く考えるという過程が上手く出来ていないように思う。それもやり方を学びさせすれば克服できるのだろうか。出来たら良いな。

本の内容を全然活かせていない気がしますが、以上です。ここまで読んでくださった方、ありがとうございました。